日本ファッション協会「Urara:kai(うらら会)」は8月23日、山形県かみのやま温泉・日本の宿「古窯」の大女将、佐藤幸子さんを講師に招いて、懇親会を兼ねた8月例会を東京・銀座の日本料理「古窯」で開いた。
うらら会は2003年4月、日本商工会議所、東京商工会議所を母体とする日本ファッション協会内に創設された働く女性たちの会。メンバーはすべて女性で同財団賛助会員企業に勤めるキャリアOLをはじめ、経営者、起業家、クリエイター、フリーランサーまで多種多様な職種と、30〜60歳台の幅広い年齢層で構成されている。
毎月1回例会を開いているが、今回は日本旅館で働く女将の代表として佐藤さんに白羽の矢が立った。「これまでの女将としての経験から、おもてなしの心得とは」をテーマにした講演で、部屋数7室で女将になった当時の話から現在に至るまでの紆余曲折を、笑いあり涙ありで約1時間語った。
後半はうらら会メンバーからの質疑応答となり、「社員教育についての考えは」や「若い人で自己中心的な人などへの対応方は」といった具体的な質問が相次いだが、独自の人生観を交えて回答し、大勢の参加者から感銘の声が聞こえた。 |